研究室での活動
卒業研究・大学院での研究活動
有機構造化学研究室では、合成化学を駆使して新奇な分子構造を有するパイ電子系化合物を設計・合成するとともに、自己集合の原理を用いた超分子ナノマテリアルの開拓を行っています。研究室に配属された学生は、それぞれ独自の研究テーマを設定し、教員や他の学生と協力しながら研究に取り組むことになります。有機合成および自己集合の実験を通じて、様々な実験技術や機器の取り扱いを習得し、また種々の分析・解析手法を学ぶことができます。
物質・環境類に所属する卒研生は「課題解決セミナー」(令和6年度開始)の発表会における討論を通じて分野横断的な経験を積みながら、卒論作成や学会発表に備えます。大学院生はさらに国際学会での発表や論文出版を目指した高度な研究を行うことで、研究者・技術者としての素養を身につけることを目指します。研究室内でも、化学に関する最新の知識を得るため雑誌会を持ち回りで行い、また各自の研究の進捗状況について、実験報告会にて全員で議論を行います。
研究設備や共同研究・外部測定
研究室には有機・錯体合成や解析に必要な基本設備が揃っており、またキャンパス内の機器分析センター[Link]を始めとした共通機器も利用しながら研究を進めています。さらにより高度な測定については、下記のような課題や制度を活用することで学生のみなさんも外部実験を行っています。
- SPring-8 構造生物学ビームライン(理研) 放射光X線構造解析(2017年〜(堂本))
- 物質・材料研究機構(NIMS) 連携拠点推進制度によるAFM・分光測定(2024年〜)